ソーラークッカーって知ってますか?
太陽の光を集めて煮たり焼いたり調理ができるらしい。
そしてソーラークッカーはホームセンターや100円ショップで手に入る材料で
安価に作れるらしい。
ご近所に住む仲野さんに、ソーラークッカーの作り方と使い方を習いました。

*ソーラークッカーは多種多様ですが、仲野さんと仲野さんの師匠は、
足利工業大学中條研究室HPで公開されているソーラークッカー、
「エデュクッカー03」の公開設計図を元に、ソーラークッカーを自作しています。
公開設計図はこちらで見ることができます↓
http://www2.ashitech.ac.jp/mech/nakajo/.htm

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仲野さんちの庭には、すでに煮込み料理が仕込んでありました。
これで沸騰するほど熱くなるのです。
覆っているビニール袋の中に水滴がついているし、
中の容器を触ってみると、熱い!

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早速ソーラークッカー制作に取り掛かりまました。
材料は、
プラ段
アルミシート
両面テープ

使う道具は
カッター
定規

まずはプラ段に折り目を入れて切り込みを入れます。
そして、それぞれの面のふちに両面テープを貼り、
その面ごとに、ていねいにアルミシートを貼って行きます。

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いっしょに行ったおんぶ育児の会のみほちゃん。アルミシートがきれいに貼れています。

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全面にアルミシートが貼れたら、完成。
これを、クリップで留めてお椀型にして、光を集めます。
ちなみに、ここまでの材料は500円かかりません。

調理に使う鍋は、仲野さんは飯ごうを使っていましたが
黒く塗った空き缶でもOK。アルミホイルで蓋をします。
それから大事なのは、光が当たりやすいように、容器のしたに割り箸を2本置いたり、
焼き網などを置くなどして、容器をちょっとだけ浮かせるようにします。

それと、保温性を高めるために、ビニールや耐熱ガラス容器などで調理器具を覆うと良い。
耐熱のビニール袋は普段あまり見かけません。
今回は仲野さんが取り寄せたものを分けてもらいました。

こんなふうに家にあるものを使って調理が可能。
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時間は昼を過ぎ、朝仕込んだスープが出来上がりました。

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朝仕込んでおけば、夕方には出来上がっているので、煮込み料理などに向いている、
と話してくれました。スープとサンドイッチのランチを
おいしくいただきました。仲野さん、ありがとうございました!

さて、自宅にて実践。
まずはホットケーキミックスを使って、ホットケーキを焼いてみました。
蒸しケーキのような仕上がりに。

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水から沸かして温度の変化をチェック。
60度まではカンタンに上がります。太陽熱温水器を、作れないかなぁ。

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ホームセンターで売っていた焼き芋用のアルミホイルは、外側が黒いので
ソーラークッキングに便利。サツマイモやサトイモは簡単においしくふかせました。

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インターネットで検索すると、ソーラークッカーの作り方がたくさん出てきます。
ガス周りのグッズでカンタンに作れるけど、風に飛ばされやすいし
変形しやすいので、耐久性を高めるために補強が必要。

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こんな紙のレンジシートでもOK。

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炊飯もやってみましたが、温度を高くできず、ご飯の甘みが引き出せませんでした。
太陽の光を効率良く集めるためにはコツがいるようです。
ソーラークッカーを使いこなすためにもう少し時間がかかりそうですが、
マスターしたら電気代やガス代を節約できるし、
ライフラインが切断された時にも、太陽が出ていれば湯沸かしや調理ができます。
みなさんもぜひチャレンジして、めざせ太陽熱マスター!