オフグリッドソーラー発電をはじめて約1年9ヶ月。
50wのパネルで作り出せる電気はわずかですが、
その電気を使って洗濯をしたり、プリントアウトしたり。
この夏は、車に積んでいっしょに旅をしました。
行く先々でチャージ。あちこちで聞かれるので、オフグリッド発電のことを説明しました。
発電した電気で、ポケットWi-FiやiPadを充電しました。山間部ではどちらも電力消費が
激しかったからです。

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小さな太陽光パネルでは、少ししか発電ができないだろうとあなどる事なかれ。
発電の効果以上に、節電への効果がかなりあります。

我が家では、チャージコントローラーにデジタル電圧計を付けています。
(オフグリッドソーラーの早川さんがうちに泊まったときに教えてくれました。
ちなみに、デジタル電圧計はネットで500円ぐらいから入手可能です。)

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わかりやすい角度から写真を撮りました。チャージコントローラーの、
バッテリーとつながっているところに挟み込むことで、
バッテリーの電圧を見ています。

朝、13.0vでスタートして、太陽が高くなると13.8vぐらいで
バッテリーがいっぱいになって電気を捨てはじめます。
(捨てることで、バッテリーを守っています)
最高にチャージして14v。満充電になっても夕方にはまた13.4vぐらいに下がります。

電圧計で電気のたまり具合を見ながら洗濯機(定格消費電力225w)を回します。
晴れた日に、発電した電気で洗濯して、太陽の光と風で洗濯物が乾きます。
これが、私がいちばん好きなオフグリッドソーラーの使い方です。

満充電で、白いものと色ものの2回洗濯機を回すと、12v台に電圧が落ちています。
このあと、3日ぐらいはひたすら充電します。バッテリーは、いつもおなかいっぱい
電気をためているのが好きなのです。


この他にも、LEDのクリップライトで灯りをとったり、
ミシンを動かしたり、扇風機を動かしたりと、
50wパネルで発電した電気がどこまでどのくらい使えるのかを、
どんどん試してみました。

そうしているうちに、家電製品の定格消費電力をひとつひとつ、
見るようになりました。何にどれくらいかかるのかが、だんだんわかってきます。

定格消費電力が1200wのアイロンでワイシャツ3枚かけて、1枚あたり10分なら30分。
消費電力はだいたい600wね、とか
定格消費電力が750wの電子レンジでも30秒だったら消費電力はわずかだし、
オーブントースターでグラタンを焼いたら時間がかかるからけっこう電気を消費するとか。
掃除機を使うならほうきではこうとか、
炊飯器使うなら圧力釜でご飯炊こうとか、
どんどん試しているうちに、我が家の電気代は2000円台になりました。

今やオフグリッドソーラーは、「めっちゃ働き者の家族」という感じです。